柔道で根性を鍛える

守谷柔道塾は、幼稚園児から大人まで楽しく柔道を学べる柔道教室です。毎週土日の夜7時から愛宕中学校格技場で練習しています。基本は小学生です。時々試合にも出ます。

 

 

柔道の稽古は体力的にはなかなかきついです。最初に5分ほど簡単な体操、腹筋・背筋系のトレーニング運動10分ほど、受け身、逆エビなどの柔道独特のトレーニング一式15分ほどの後は、組み手による型の練習、そして乱捕りとなります。

 

 

私は40歳でこの教室に入って初めて練習に参加した時、そのあまりの辛さにビックリしました。確かに日頃運動などしていないのでなまっているのは間違いないですが、それでも学生時代はずっと運動系の部活にいたので、体力的についていけないとは思っていなかったのですが、いやあ、これがきつい。練習の途中で筋力が続かず、休んだり少し楽なやり方探してズルしたり。

 

でも、子供たちはしっかりやってるんですよね。だから、子供たちはみんなそれなりの体をしています。きっと学校の中では力がある方でしょう。

 

柔道塾の先生は、スパルタではありません。というか、逆にムリなことはさせません。

もちろん、いい加減な気持ちで遊びながらやっていると、柔道では大けがをしていまいますので、そこは厳しく指導しています。でも、それを除けば、休憩時間はみんなはしゃいで遊んでいるし、練習も和気あいあいとしています。私の息子たちはみんな先生が大好きで、練習が楽しいと言います。

 

 

時々出場する試合では、練習量の差か、なかなか上位には届きませんが、それでもみんなかなり真剣です。

 

柔道をやっている子供たちの成長を見ていて思うのは、根性がつくんだな、ということです。

 

トレーニングがつらい、乱捕りが辛い、ケガをして痛い、そんな状況でも、なんとか頑張って練習を続けます。もうこれ以上ムリだよ、もうやめたいよ、そこからもう一歩先まで、耐える、そういう忍耐力が、つきます。

 

先生方も、ただ見ているだけではなく、子供たちと一緒に同じメニューをこなします。私もひいひい言いながら、かろうじてなんとかギリギリついていきます。

 

子供たちは、自分たちがどうして今こんな辛い思いをして柔道をしているのか、その意味をわかってはいません。でも、中学生くらいになると、目の輝きが少し違ってきます。ああ、本当に柔道を楽しんでやろうとしているな、上達したいと心から思っているな、という気持ちを感じます。

 

だから、子供たちにはあまりうるさいことは言わない、というより言う必要がないのかもしれません。ムリに言って柔道を嫌いになるよりは、続けて中学の頃に自然に自分から目覚めてくれたら、きっとその方がいいんじゃないかな。

 

守谷柔道塾で、健康的に和やかに鍛えられて、強くたくましく大きくなってゆく、その子供たちの一瞬一瞬を見ていると、ああ、柔道やってよかったな、子供にエネルギーもらうなあ、と感謝したい気持ちになります。

 

 

 

 

そんな明日は、試合です。

みんな、頑張れ!