2010-01-01から1年間の記事一覧

シューマンとの出会い

今日、シューマンのLPレコードを聴きました。 これまで、いくつかの演奏会でシューマンを聴く機会がありましたが、心から聴き惚れたことが一度もありませんでした。これまで聴いた曲がなんだったかすら忘れるくらい。音楽がどうこうよりも、「シューマン」と…

気持ちよく弾くことだけ考えて。

つい最近、ディアパソンというメーカーの中古アップライトピアノを手に入れました。http://www.diapason.co.jp/値段は25万、中古アップライトの中で、これでも安い方なのです。でも、安いから買ったわけではありません。むしろその逆。沢山のピアノを弾き比…

海の上のピアニスト

もうだいぶ前になりますが、「海の上のピアニスト」という映画がありました。イタリアのジュゼッペ・トルナトーレ監督、音楽がエンニオ・モリコーネのコンビで作られたものです。この二人のコンビで作られた映画にはほかに「ニュー・シネマ・パラダイス」が…

ネクラ男の挽歌〜ブラームス 間奏曲 Op.117-3

最近、ブラームスの小品、間奏曲Op.117-3を練習しています。 ブラームスの晩年の小品はどれも人気が高い名曲ぞろいですが、有名で好んで演奏されるのはOp.117-1と118-2でしょうか。 おなじ117でも、1と3とでは、1の方が人気が高いです。 私も昔は117-1の方が…

雪女の調べ

クロード・ドビュッシー 子供の領分「雪が踊っている」 北海道で暮らしていた頃、私にとって雪はとても身近な存在でした。 雪は、地方によって降り方がだいぶ違います。 関東甲信越以南に降る雪は、湿った重いはい雪(灰雪)。 大きさも大きいので、ゆっくり舞…

革命のエチュード〜嵐と稲光のエチュード!

ショパンがロシアのワルシャワ侵攻に激昂して汽車の中でブチキレながら書いた曲と言われていたような気がします。 私が初めてこの曲聴いた時に湧いたイメージは、ちょっと違っていました。 最初の右手の和音で稲光がピカッ! 続いて左手で高音から低音に落ち…