最近読んで、それはとてもとても困った本を紹介します。
先日、人間ドックのために電車ふたつ乗り継いで大きな町のクリニックに出かけました。ドックは待ち時間もあるし、途中の電車も暇なので、時間つぶしに小説を持っていきました。
こないだ立ち寄った本屋で、特に買う気はなかったんだけど、ブラ見していたら、なにやらあったかなパステルカラーの表紙と、かわいらしいタイトルが。
このフォントの丸文字手書き感も、書いた人のまあるい心を映しているようで、きっとハートフルな、うつ気味の私が読んでも大丈夫そうな、そういう内容なのであろう。
そう推察して、電車の中で読み始めました。
はずれました。。。1話目、むむ、これは、まずい。非常にまずい。涙腺が・・・
なにがって、花粉の季節でもないので、チリ紙を持ってない!
でも、次から次へと涙腺ゆるんでゆるんで、眼鏡だけじゃもうごまかせない。顔を上向いて目かっぴらいて涙の落下だけは食い止めねば!と、上向きのぎょろ眼で鬼の形相で真上をただひたすら真上を。
そしてづづく2話目、むむ、これは、。もっとまずい!この展開はまず過ぎる。しかも俺の子供のころの思い出とちょっとかぶってるし!
でももうさすがにごまかすのも限界なので、ポーチに入れていた、鼻かんだ後の鼻紙で無理やり涙を拭いて、眼鏡をかけなおしました。汚いとか言うな、緊急事態だから。
この先はもう自宅の部屋で一人で読むしかない。
まで2話ぶんしか読んでませんが、この作者、気に入った。試しに他のも買ってみよう。
だたし、電車の中や店の中では絶対に読むな。もしそうなった時には、この歌だ!この歌がそなたを救う救世主となるであろう。
この小説の作者は高橋由太さん。このシリーズたくさん出してるらしい。
場所を選ぶけど、また読んでみようと思います。